2021年12月20日月曜日

クリスマス会

 12月18日(土)にクリスマス会を開催しました🎄🎅

最初は、NPO会員おひさまによる読み聞かせです。

まよなかのもりで』
ドロテ・ド・モンフレッド/作 ふしみみさを/訳 ポルプ社


『おふとんかけたら』
かがくいひろし/さく ブロンズ社


『いろいろいちご』
山岡ひかる/作 くもん出版


手品などを交えながら、たくさんの楽しい絵本を読んでもらいました✨


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続いては工作の時間です♪

今年は、サンタとトナカイのオーナメント作りです。
お母さんやお父さんと一緒に
みんな個性豊かで、可愛いオーナメントが完成しました❣




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最後は、昨年好評だった
「箱の中身はなんだろう?」クイズです♪♬




3人の子どもたちにチャレンジしてもらいました❕
思わず中身を口にしてしまう子どもたちに
会場も盛り上がりました✨

今年も楽しいクリスマス会となりました。
こ参加くださった皆さま、ありがとうございました(*^^*)






2021年12月15日水曜日

第3回 暮らしに役立つ図書館講座「自分らしく暮らす収活セミナー ~心満たされるものとの上手な付き合い方~」

 128日(水)に

3回 暮らしに役立つ図書館講座を開催しました😊


講師はインテリアコーディネーター・整理収納アドバイザー

柴田さちこさんです

前回の講座に引き続きリモートでの開催となりましたが、

たくさんの方にご参加いただきました♬♪


「 自分らしく暮らす収活セミナー

~心満たされるものとの上手な付き合い方~ 

と題された今回の講座では、

自分らしさを大切にしながら

暮らしやすい空間を作るための方法を

たくさん教えていただきました!


ものの分け方や手放し方、収納の仕方など、

すっきりとしたお部屋で暮らすために重要な

“ものとの付き合い方” についても学ぶことができました♪ 


どのくらいの頻度で使うのか、誰が使うのか、どこで使うのか…? 

など、それぞれの状況によってものを分けて収納していくことが

上手にものと付き合っていくためのポイントだそうです(^_^)💡


年末になり大掃除の時期にもなりますので、

この機会に身の回りのものたちとの関係を見直して

理想の暮らしを追求されてみるのもいいかもしれませんね(*^-^*)

 

萩図書館には整理収納やお掃除に関する本がたくさんありますので、

大掃除やお片付けの際はそちらもぜひ

役立てていただければと思います📖

 

4回 暮らしに役立つ図書館講座は

ゼロトレ公認インストラクター

大草千秋さんを講師にお招きし、

来年 2月16日(水)に開催する予定です!!


たくさんのご参加をお待ちしております´▽` )💖

 

2021年12月12日日曜日

令和3年度 人権に関する図書コーナー

 12月4日(土)~10日(金)は人権週間です。

萩市内の図書館(当館・須佐図書館・明木図書館)では、各館で人権に関する図書を集めたコーナーを設置しています。

萩図書館1階で展示中です

今回は、「人権問題って何だろう?」、「インターネットにおける人権侵害」、「高齢者の人権問題」、「性的少数者の人権問題」など、10のテーマに沿った本を展示しています。

新型コロナウイルスの感染者数は全国的には減ってきていますが、今なお、感染者等に対する偏見・差別、インターネット上における誹謗中傷、いじめなどがなくならない状況です。

また、外国人や障がいのある人、ハンセン病元患者やその家族などに対する偏見・差別など、様々な人権問題が依然として存在しています。

法務省では、これらの問題を解決し、国連の持続可能な開発目標(SDGs)が掲げる「誰一人取り残さない」社会を実現することを目指しています。

この機会に、ぜひ人権に関する本を読んでいただき、人権を尊重することの大切さを改めて考えてもらえればと思います(*_ _)


2021年12月8日水曜日

バリアフリー映画上映会

 12月5日にバリアフリー映画上映会
開催しました🎥
バリアフリー映画とは、視覚障がい者向けの「音声ガイド」、
聴覚障がい者向けの「日本語字幕」を付けた映画で、
見ることや聴くことに困難がある方でも楽しむことが出来ます。

また、セリフや場面の説明が補われるので、
障がいの有無にかかわらず、誰でも映画を楽しむことが出来ます😊
今回上映した『くちびるに歌を』は、
長崎県・五島列島の中学校・合唱部の物語です。
元・天才ピアニストで東京からやってきた柏木先生が
合唱部の顧問となります。
柏木先生は、コンクール出場を目指す部員に課題曲である
「手紙~拝啓 十五の君へ~」にちなみ、
”15年後の自分”へ手紙を書く課題を出すのですが、
その手紙から閉ざされていた心が…。
生徒たちが誰にも打ち明けることが出来ない悩みと向き合っていく姿や
ひたむきに合唱へ取り組む姿勢に鑑賞後には、
「素晴らしい作品だった。」「歌や音楽は素晴らしい」など声があり、
涙なしでは見られない感動作品でした。

また、今回の上映会は12月3日から9日までの
障がい者週間に合わせた行事です😀
会場では、障がい者サービスの資料展示をしました。
実際に手に取って確認されている方もいらっしゃいました(*‘ω‘ *)
1階・バリアフリーコーナー
また、視聴覚資料コーナー付近にバリアフリーコーナー
常設しています(*‘ω‘ *)
LLブック、点字絵本、障がいについての本など
どなたでも貸出可能です!!

当日、ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
毎年、萩図書館では、障がい者週間に
バリアフリー映画上映会を開催しています。
ぜひ、お越しください(/・ω・)/

2021年12月2日木曜日

萩のまちと文学 ④ 宗田理(そうだおさむ)

 宗田理は東京都出身の小説家です。1979年、直木賞候補となった『未知海域』で作家としてデビュー。1985年刊の『ぼくらの七日間戦争』をはじめ“ぼくらのシリーズ”は、今でも根強い人気を保っています。

 著書の一つ『ほたるの星』は、山口県の防府市立花浦小学校の瀧口稔先生のほたる飼育の記録を参考に書かれており、映画も制作されています。

 本書の中には、吉田松陰を尊敬し、現代の松下村塾を作ろうとする西村という人物が出てきます。

 「いま、教育は学校だけではできん。じゃけえ塾を作るんじゃ。そこで親と子に本物の勉強を教えちゃる。これがわしの夢じゃ。松陰先生はこう言っておられる。人賢愚ありといえども おのおの一二の才能なきはなし そう合して大成する時は必ず全備する所あらん。これは明倫小学校では三年生の朗唱文だ」(略)

「人にはそれぞれ能力に違いはあるけれど、だれも一つや二つの長所は持っているものである。その長所を伸ばせば、必ず立派な人になれるであろうという意味じゃ」

 このほかにも、西村が吉田松陰の言葉や姿勢を話す場面がいくつかあります。

 宗田理は子供たちのやりたいことへの意欲の低下を危惧し、机上の教育だけでなく、実際に自然を通して道徳を身に着けることの大切さを訴えています。そこで、座学だけでなく、畑仕事などもしながら教育を行い、新しい時代を開いた人々を育てた吉田松陰を書くために、西村を登場させたようにも思われます。

 吉田松陰だけでなく、作中ではホタルを育てたことのある先生に会うために、主人公たちが萩の観光をする場面があります。

 「ここは町ぐるみ、近世城下町の風情が今も色濃く残っていて、町並みは碁盤の目のようになっています。今は知っている道は東西に通じる昔の御成道で、この道から南に三本の路地があります。東から江戸屋横丁、伊勢屋横丁、菊屋横丁で、この三本の路地に囲まれた部分が萩城城下町として、国の指定になっています。」

 城下町以外にも、松陰神社や涙松、松陰読本のことも描かれています。

自然との触れ合いの大切さ、自然環境の見直しの必要など現代の社会に必要なことが描かれており、子供から大人まで読んでいただきたい本です。

本だけでなく、DVDも貸出が出来ますので、ぜひ手に取ってみてください。

 

参考図書

 ・『ほたるの星』宗田理/著 角川書店/発行 当館所蔵有

 ・『作家たちの文章で綴る 萩のまち 文学散歩』 萩図書館「文学散歩」制作委員会/編集

  萩まちじゅう博物館出版委員会/発行  カウンターで販売中