11月25日(土)、ライブラリーセッション
「ワガママに生きてますか?」
を開催しました。
講師は イラストレーター 國本 愛 さん です
國本さんは現在萩市にお住まいですが、萩に来られるまでの人生にはさまざまな転換期があったそうです。
セッションでは國本さんの20代~40代そして現在に至るまでの仕事や家族に対する思いと
中南米での海外生活を含む経験を話して下さいました。
20代の頃、東京でフリーのイラストレーターとして活躍されていました。
その頃は相手に求められるイラストを描くことに喜びを見出していたが、だんだん苦しくなっていったそうです。
思い切ってイラストを一時中断し、日本を飛び出して海外に渡りグアテマラやメキシコに滞在、その後ペルーに拠点を移します。
ペルーでの生活はいろいろ大変だったけど、とても性に合っていると感じたそうです。
数年間の海外生活の後、帰国してから國本さんは再びイラストの仕事を始め、仕事で萩に来た際、偶然ご主人と知り合い、萩に移住されたそうです。
結婚後、萩では窯元でお仕事をされたり、山口県のカフェ50店を紹介する『山口カフェ散歩』を執筆されるなど、さまざまな分野で精力的に活動をされています。
『山口カフェ散歩』は萩図書館にありますので、ぜひご覧ください。
聴講者との「懇談の時間」では、現在の仕事やご主人が経営されているお店のこと、海外生活についてなど、積極的なやり取りがありました。
また國本さんは日本での生きづらさについても率直に語られとても共感が持てました。
「ワガママに生きる」とは、どういう意味ですか?との質問には、
「自分のやりたいことをちゃんと選んでやっているか」
迷ったとき、悩んだとき、いつも自問自答されているそうです。
國本さんがこれから実現したいことは、家族で世界を一周することだそうです。
固定観念にとらわれず、常に多様性の中に身をおき、世界を広げていきたいという
國本さんの生き方にふれた充実した時間になりました。