2月24日、萩図書館でライブラリーセッションを開催しました。
講師は地域おこし協力隊の高橋伸匡(たかはし のぶまさ)さんです。
「半生特急
大阪→オランダ→シンガポール→東京→むつみ」
という演題でお話しをしていただきました。
大阪生まれの高橋さんは、お父さんの転勤で小学校時代はオランダ、
中学校時代はシンガポールで過ごされたそうです。
青春の味は、学校帰りに屋台で食べるシンガポール独特のチキンライス!!
帰国後は大学でサークル情報誌を作成し、
卒業後は東京でシステムエンジニアとして活躍されていました。
萩・阿武地域に移住した親友を何度も訪れ、農業に興味が湧いてきた高橋さん。
いつかは萩に住みたいと思われていました。
東京の仕事がひと段落したこと、知人から地域おこし協力隊募集の話を聞いたことで、ついに、むつみへの移住を決意!!
協力隊として夏はトマト栽培、冬は前職の経験を活かした農業用ソフトウェアの開発されています。
高橋さんの農業用ソフトウェアは2種類
・有害鳥獣駆除用のサル接近警報システム
・トマト栽培のICT管理です。
サル接近システムとは、
サルは群れのなかから数頭、偵察部隊が畑に来て安全を確認します。その数頭を監視カメラで認識し、猟師さんの携帯電話にショートメールで送信します。猟師さんは畑に行き、群れ本体を待ち伏せすることができるのです。このサルを認識するシステムは日本でただ1人、高橋さんしか作れないそうです。
トマト栽培のICT管理とは、
トマトの水やりの予測などをICT技術で管理することで、将来の労働時間を予測し、管理できるようになるそうです。
ICT×農業、これからが楽しみな分野ですね!!
高橋さんは協力隊を3月末で卒業し、4月からはトマト栽培の新規就農者に転身予定だそうです。萩でこれからもたくさんご活躍してくださいね!
萩図書館も応援しています。
来年度のライブラリーセッションもお楽しみに!