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2021年11月18日木曜日

今年も古本市を開催しました!

 

11月14日(日)に毎年恒例の人気行事

古本市 を開催しました📖📚


この日はお天気にも恵まれ、たくさんの方にご来場いただきました!🌞



古い本やCD、コミックなどはもちろん、

カセットテープやレコードといった懐かしいものたちまで…!!

様々な販売物が並びました(o^―^o)


雑誌付録の販売も大盛況でした✨



皆さま、お目当ての本や気になる本、

思いがけない掘り出し物に

出会うことはできましたでしょうか?(*^▽^*)



ご協力いただいた皆さまのおかげで

今年の古本市も無事に終了することができました。

ありがとうございました(^^)


来年も開催を予定しておりますので、

ぜひお立ち寄りください😊♪



2021年11月17日水曜日

☆萩市教育文化奨励賞☆

このたび、NPO萩みんなの図書館が
萩市教育文化奨励賞を受賞しました👐

今年で10年目となるNPO萩みんなの図書館は、
図書館を利用するだけでなく、
「まちづくりは人づくり、人づくりは図書館から」、
「萩を拓き、市民ともに育っていく図書館」をキーワードに、
「協働(パートナーシップ)」の立場で萩図書館の運営に参画し、
ともに読み・考え・働きながら、
「市民の暮らしに役立つ図書館づくり」をめざし、
8つの班で活動しています。
詳しくはこちら

会員による年末大掃除

今回の賞を励みに、これからも市民と共に成長し続ける
図書館にしていきたいと思います!!
共に活動していただく会員は随時募集していますので、
お気軽にお声かけください😉

2021年11月13日土曜日

萩のまちと文学 ③ 吉屋信子(よしやのぶこ)

 吉屋信子は新潟県出身の小説家です。キリスト教的な理想主義や清純な感傷性によって多くの女性時の支持を得て、女流文学賞を受賞した『鬼火』や晩年の歴史小説『徳川の夫人たち』などの数多くの作品を残しました😀

 萩の地は吉屋信子にとって、両親や先祖代々の生まれ育った地です。随筆『私の見た美人たち』に萩について述べた作品「祖先は祖先、私は私」があり、この作品から分かる吉屋信子と萩について紹介します。

萩の人は両親を含めて自身の郷里を誇りに思い自慢する人だと述べています。

「ものごころついた頃から私の耳にたこの出来るほど、吉田松陰、伊藤博文、山形有朋、そして木戸孝允、それからなんとか、なんとか、えらい人たちが出身した土地だときかされた。それを聞く度に、そんなにえらい人たちの輩出した同じ土地に生れて育ったくせに、どうして父はもっと立身出世した官吏にならないのだろうと私はひそかに懐疑に陥った。

また、母は母で、父の赴任地が、この郷里を去ること遠い北陸や関東地方を転任していたので、郷里の食味を恋することたいへんで、萩という町がいかに豊富なお魚に恵まれ、川魚には鮎もあり、果ものには新鮮なくねんぼ、夏みかん、だいだい、そういうものが自分の実家の裏庭にたわわになった話をする。」

吉屋信子の両親にとって、萩から遠く離れた地に住んでいても、萩は自慢したい素晴らしい地であることが分かります。また、吉屋信子自身、萩は住んだことがない土地ですが、両親の影響で萩への愛着が強くあったようです。

吉屋信子は父親のお墓がある萩の蓮池院を訪れた際、やはり萩は良い場所だったと述べています。この題名でもあるように「祖先は祖先、私は私」と割り切って考えていても、自身の体感で萩の良さを述べているところが吉屋信子の生き方を表しているように思えます。

萩図書館にも夏みかん🍊が植えてあります。

この本は、萩のこと以外に近代史を彩り、ジャーナリズムを賑わした日本の女性の姿が生き生きと描かれています。是非、ご覧ください📗


参考図書

・『私の見た美人たち』吉屋信子/著 読売新聞社/発行 当館所蔵有。

・『作家たちの文章で綴る 萩のまち 文学散歩』 萩図書館「文学散歩」制作委員会/編集

  萩まちじゅう博物館出版委員会/発行  カウンターで販売中。

2021年11月6日土曜日

緑のカーテンコンテスト 金賞受賞

 今年、NPO萩みんなの図書館は「緑のカーテンコンテスト」(萩市主催)で金賞に選ばれました🎉。



「日中友好の朝顔」を育て始めたのがきっかけでしたが、緑のカーテンに取り組んで今年で11年目になります。

今年は、朝顔やゴーヤ、夕顔を育て、色とりどりの花が咲きました。

「日中友好の朝顔」

ゴーヤ

夕顔
金賞を受賞し、今年は緑のカーテンのお世話をされている環境美化班の皆さんの思いも花開きました🌼。

今後も緑のカーテンは続けていきます。

6月~9月には緑のカーテンがご覧いただけます。ご来館の際にはどうぞお立ち寄り下さい😀。


2021年11月4日木曜日

重伝建選定シンポジウム関連展示

11月4日から『重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)選定 佐々並市10周年、浜崎20周年、堀内平安古45周年記念シンポジウム』を記念して展示を行っています。

伝建地区についての図書や、パネルディスカッション『萩のまちなみ これまで、そしてこれから』のコーディネーターである西山徳明氏の著書、佐々並地区・浜崎地区・堀内平安古地区のおたからマップなどを置いています。

シンポジウムのチラシも一緒に置いていますので、興味のある方は是非お越しください。



このポスターが目印です。


2021年11月3日水曜日

冬を楽しもう!2021

 秋の深まりとともに、来たる冬に向け、

今年も展示がはじまりました!

『冬を楽しもう!2021』



今年度は、4つのテーマで、
冬におすすめの本を集めました⛄

その1 冬にそなえよう!
 
新型コロナウイルス対策や、年末年始の行事など・・・
あらゆるそなえが必要な冬。

『レスキューナースが教える新型コロナ×防災マニュアル』
(辻 直美/著)や、
『カビ・ホコリ・菌を撃退!家の「正しい」掃除ワザ』
(松本 忠男 /著)などを読んで対策しませんか🧹

他にも、冬のアウトドア
クリスマスのイルミネーションお正月飾り年賀状
年末年始の伝統料理に、冬にうれしいあったかレシピなど、
冬へのいろいろなそなえ方・楽しみ方が見つかる本が集まっています!(*^▽^*)

その2 温浴をたのしもう!

日本の冬をあったかくしてくれるお風呂

心身の疲労回復メタボ解消自立神経の調整・・・
全部、叶うかもしれません!

いつもの入浴を、グレードアップさせて楽しみませんか

他にも『作家と温泉』(草なぎ 洋平/著)

『文豪が泊まった温泉宿50』(週刊朝日編集部 /編) 

など、読書のおともに、

気になる作家の裸の真実を覗いてみるのはいかがでしょう?(❤´艸`❤)


その3 言葉でたのしもう!

「燈火ちかく 絹縫ふ母は 春の遊びの楽しさ語る」
『冬の夜』の童謡にある、あたたかな情景―。

この冬は、言葉に宿る力で心をあたためませんか🍂

手紙年賀状など、
人と言葉のやりとりをする機会がふえる冬。

短歌俳句グリーティングードカルタをつくってみたり、
外国語点字など、いつもとは違う言語で表現してみたり―。

あらためて、普段の言葉をとらえ直し、
人との対話、本との対話、自分との対話を
より楽しむきっかけとなる本に出会えますように(*^^*)

その4 大河をドラマを楽しもう!

次の大河ドラマは、萩市の姉妹都市、鎌倉市が舞台の
『鎌倉殿の13人』です。

「鎌倉殿」とは鎌倉幕府将軍のことで、
頼朝の天下取りは13人の家臣団が支えていたとのこと。

北条義時をはじめとする13人の
人間模様に注目です!🔎

義時は、どうやって、
伊豆の豪族から武家の頂点まで登りつめたのでしょうか?
大河ドラマを先取りして、本で覗いてみてください!( •̀ ω •́ )✧

『新選組!』、『真田丸』に続き、
3作目の大河ドラマの執筆で注目されている、
脚本家の三谷幸喜の短編もあります。

 ぜひご覧ください!

🍰🎄🎈🎉🍤🎍

『冬を楽しもう!』の展示の他にも、
本や電子書籍とともに、図書館講座本の福袋など、
萩図書館では冬の楽しい思い出づくりのきっかけを
たくさんご用意して、年末年始も開館してお待ちしています!

それでは皆さま、楽しい冬をお過ごしください!(❁´◡`❁)

萩のまちと文学 ②諸井條次(もろい じょうじ)


2021年、7月に児童文学者の那須正幹さんが逝去されました。雑誌『こどもとしょかん』1に、那須さんが『絵で読む 広島の原爆』※2、『ぼくらの地図旅行』※3などについて「私の仕事は広島の原爆について、あらゆる角度から解説をする。しかも子どもにわかる言葉で表現しなければならない。(中略)被爆を体験している世代としては、この絵本が、あの日のことを語り伝えるよすがとなれば望外の喜びである。私にとって、この本は遺書のようなものなのだ。」と述べられている記事をきっかけに、ノンフィクション『折り鶴の子どもたち ―原爆症とたたかった佐々木貞子と級友たち』4を読みました。この作品は広島平和記念公園にある「原爆の子の像」のモデルである佐々木貞子さんとクラスメートのことを那須さんが2年余をかけて取材し、私情や想像を廃し、事実のみに徹して書かれた本です。

 


 

この本は劇「千羽鶴」、映画「千羽鶴」の原作で、この劇と映画「千羽鶴」のシナリオを書かれた方が萩在住の戯曲作家の諸井條次さんという事を初めて知り、萩と深いかかわりがあることに驚きました。

諸井條次さんは東京生まれで、学生時代には多くの新劇の舞台に触れ、一族が経営する事業で働く人々の姿や暮らしに深い関心を寄せるようになり、思想形成に大きな影響を受けていきます。そして、終戦後は母方の叔父を頼って萩に定住して山口演劇研究所を設立し、戯曲作品を発表します。更に「劇団はぐるま座」を組織し、児童劇の普及活動に情熱を注ぎ、46歳の時に構成劇「千羽鶴」、映画「千羽鶴」の脚本を手がけます。

 


                       「写真提供:広島県」

 

晩年には、歴史書「萩の乱と長州士族の維新」を出版、「防長士族叛乱史料集成目録」「中国漁民救助聞書」を執筆し、83歳で多忙で激動の人生を閉じました。

今まで知らなかった萩のまちとつながりのある文学者について知ることができました。

 

 

参考図書

・『やまぐちの文学者たち』やまぐち文学回廊構想推進協議会/編者 やまぐち文学回廊構想推進協議会

・『萩の乱と長州士族の維新』諸井條次/著 同成社

・『防長士族叛乱史料集成目録 諸井條次/編 萩市郷土博物館

・『中国漁民救助聞書』 諸井條次/著 日中友好協会山口県連合会

・雑誌:こどもとしょかん2021年夏号 p28この人、この本24より 当館所蔵有 ※1

・絵で読む広島の原爆、ぼくらの地図旅行:共に萩図書館所蔵有 ※2,※3

・折り鶴の子どもたち:明木図書館所蔵 ※4

 

※参考図書(番外編:カウンターで販売中)

『作家たちの文章で綴る 萩のまち 文学散歩』萩図書館「文学散歩」制作委員会/編集 萩まちじゅう博物館出版委員会/発行 

 

2021年11月2日火曜日

第4回 ものづくりを楽しもう 作品展示


芸術の秋ですね🍁


萩図書館では11月1日より、2階にて

「第4回 ものづくりを楽しもう ―図書館の本を参考にして―」

作品展示を開始しました😆


萩図書館にある本を参考にして

利用者の方々が作られた作品です♪


陶芸作品やバッグ、編み物、染物など

個性あふれる力作38点が勢揃い!

見ごたえありの展示です✨





作品の参考にされた図書も展示しています。

貸出も可能なので、皆さんもぜひ

ものづくりに挑戦してみませんか🌞


ご来場された方は入口にある「ものづくりの木」に

シールを貼って木に実をつけてください🌳🍎


11月19日までの展示です!

ご来場をお待ちしております🌠