2023年2月17日金曜日

第4回 暮らしに役立つ図書館講座「畑の年間スケジュールを立てよう」

 215()、第4回暮らしに役立つ図書館講座を開催しました。

講師は、一般社団法人 農山漁村文化協会の細田実生さんです。



テーマの「畑の年間スケジュールを立てよう」を

1.土づくり輪作のコツ

2.混植・昆作のコツ

3.畑におススメの作物

3つの項目をDVDでの視聴を交えながら、お話しされました。

 

土づくり・輪作のコツでは農家さんの取組として、

前作の残渣を肥料にするコツや、虫を使った土づくりの方法が紹介されました。

また畑におススメの作物では直売所で販売されている農家の方が、

野菜の育成方法から、袋詰めに関するコツなどを紹介され、

「少ない経費で大きく儲ける」の言葉に、会場から笑い声が上がっていました。

 

今回の講座での一年を通して出来る、野菜栽培の斬新なアイデアやエコな取組み、

みなさんとても熱心に聞き入っていました。

講師の細田さん、お越しいただいたみなさん、ありがとうございました!

今回の講演で紹介された、野菜作りのコツや裏ワザについては、

図書館にも本やDVDの所蔵がございますので、

興味のある方はぜひご覧ください!

2023年2月15日水曜日

展示「らくらくスマホ活用」


 2月9日より、萩図書館の自動貸出機の横で、展示「らくらくスマホ活用」を開始しました✨

利用者の方から、「スマホの使い方について書かれている本がないか」という問い合わせがあり、また、休館明けからスマホでも貸出が出来るようになったことに合わせて、展示を行っています。


スマホでの貸出方法については、こちらをご覧ください。

もしもカードを忘れてしまっても、スマホの画面でカードのバーコードを出すことで、貸出が出来ます。
また、リライトカードのバーコードをかざしても借りられます。



ただし、こちらの貸出機ではカードの書き換えが出来ませんので、書き換えを希望される方は、カウンターまでお越しください。

2023年2月12日日曜日

✨予防生活コーナー新設✨

特別整理期間中の3日間を利用し、

闘病記・介護記コーナー横に

「予防生活で健康元気!」と題して

生活習慣病・認知症予防などの本を集めた

✨予防生活コーナー✨を新設しました。


コレステロール・血圧・血糖など

健康診断の検査数値が気になる方(>_<)

🌸この春から健康で元気な生活をスタートしませんか(^^♪



2023年2月10日金曜日

萩のまちと文学⑱ 山本孝夫

 

シリーズ「萩のまちと文学」。

18回目は、長州藩の豪商・梅屋七兵衛の曾孫であり、

元英語教諭の山本孝夫(やまもとたかお)をとりあげます。

 


山本孝夫は萩市浜崎出身で長州藩の豪商・梅屋七兵衛の曾孫にあたります。

山口大学を卒業後、英語教諭として萩高・萩商業高校をはじめ、

山口県内の多くの高校で長年教鞭をとられました。

かくいう私も教え子の一人です。

そんな山本孝夫先生が、曾祖父である梅屋七兵衛について

梅屋七兵衛と旧宅について』に書き記されています。

七兵衛は文政4年(1821年)に浜崎に生まれ、北国問屋を営みました。

屋号の「梅屋」は夢枕に天神様が現れたので、

梅林を作ったことに由来します。

 

嘉永5年(1852年)、現在大屋にあります松陰先生の

「涙松の碑」の近くの土地を開墾し、

多くの梅樹を植え、茶席を設けて、そこを梅屋敷としました。

茶席に掲げた雇額に「羅浮亭」と刻ませています。

「羅浮」とは中国、広東省広州市の東にある山です。

山麓は梅の名所で、隋の詩人がここで、

夢で梅の精である美人にあったと言われます。

 この梅林は有名になり松陰先生も訪れたと伝わっています。

現在、萩市椿の笠谷地区にある「萩往還梅林園」は、

七兵衛の梅林と茶室がこの地にあったことにちなんで整備され、

毎年、梅の花の時期になると市内外から多くの人が訪れています。

 

慶応元年(1865年)、藩の武具方御用達に任じられた七兵衛は、

木戸孝允の内命を受け、小銃1000挺を入手する為、

長崎に赴き、さらに上海に渡ります。

死を覚悟しての旅を経て入手した小銃は、

その後の幕府側との戦いで大いに威力を発揮したと推測されます。

そんな激動の時代を経た七兵衛の晩年は一切の事業から手を引き、

生まれ育った浜崎の地に隠棲します。

 七兵衛や先生も暮らしていたその家は

門はなく、敷地内へは、本筋からそのまま路地を曲がって入っておりました。

約20メートル前方に、路幅一杯の門扉がありました。

普段は閉めてあり、その左手横の潜り戸を通っていました。

近所の多くの子供達は、この往来(路地)を格好の遊び場としており、

そのためでしょう、私は誰からも、「往来の坊ちゃん」と呼ばれていました。

       「往来」・・
学生の頃、先生のご自宅を訪れた際、何度も通りましたが、
狭い間口から想像できないほどの見事な築山が往来の奥に広がり、
季節ごとに色鮮やかな景色を見せてくれていました。
表通りとは別世界の静かな世界に立っている時、
ふと、この言葉が浮びました。

「一粒の麦、 地に落ちて死なずば、 唯一つにて在らん、
もし死なば、多くの果を結ぶべし。」
(新約聖書 ヨハネ伝 第十二章二 十四節  『塩狩峠』三浦綾子/著)

2月、梅の花ももうすぐ満開です。
萩往還梅林園や浜崎の街並みをゆっくり散策し、
萩に多くの果をもたらしてくれた七兵衛や山本孝夫先生に、
思いをはせてみてはいかがでしょうか。

 *梅屋七兵衛旧宅は現在、一般公開はされていません。

敷地内に入るときは許可が必要です。

【 参考文献 】

『梅屋七兵衛旧宅改修工事記録誌』萩市建設部まちなみ対策課/発行 当館所蔵あり

『萩ネットワーク 第111号』萩ネットワーク協会/発行

『作家たちの文章で綴る 萩のまち文学散歩』 

 萩図書館「文学散歩」制作委員会/編集 萩まちじゅう博物館出版委員会/発行 当館所蔵あり カウンターにて発売中

2023年2月9日木曜日

展示「本処ぶらり亭~萩の美味しい地酒と本でほろ酔い気分~」


 2月6日~2月8日は年に一度の特別整理期間のため、

図書館を休館させて頂き、

利用者の皆さまには大変ご不便をおかけしました。

この3日間の間に蔵書点検や展示のリニューアルを行い、

皆さまに気持ちよくご利用頂けるよう準備を進めてまいりました。


展示「本処ぶらり亭~萩の美味しい地酒と本でほろ酔い気分~」

もその一つです✨


皆さんは萩に酒蔵がいくつあるかご存知ですか?

阿武町にある1蔵も含めると、萩・阿武で6蔵もあります!

そして、その6蔵は国税庁から2021年3月30日に

「GI萩」に指定されています。

では「GI」とは何でしょうか❓

お酒の地理的表示(GI認証)は

「お酒について『正しい産地』であることと、

『一定の基準』を満たして生産されたことを示す」国税庁の制度です。

そして、GIの指定は酒類では中国・四国地方では初めてという快挙❗

そんな萩の魅力ある食産品の一つである「日本酒」について

知って頂きたいとの思いで企画した展示です。


この展示は二弾構成になっていて、

第1弾は2月9日(木)~3月3日(金)まで。

「GI萩」指定6蔵や杜氏を紹介したパネル展示と

日本酒や酒蔵に関する本・お酒がテーマのエッセイなど

約50冊の本の展示貸出を行っています。


そしてなんといっても今回の目玉は

萩図書館オリジナルの「GI萩酒蔵前掛けしおり」のプレゼントです😍

この展示コーナーの本を1冊でも借りられた方で

希望される方にカウンターにてプレゼントしています。

限定50セットとなっていますのでお見逃しなく!!

展示場所は1階カウンター向かいです。

暖簾や提灯をさげて居酒屋風になっています。

日本酒が好きな方も、下戸で飲めないという方も

日本酒の本に酔いしれませんか?


第2弾は3月4日(土)から展示内容・展示本を替えて行います。

また展示替えを行いましたらホームページやポスターにて

ご案内しますのでお楽しみに😊❗



2023年2月1日水曜日

展示「はじめましてとまた会う日まで」

 そろそろ年度末の気配が近づいてきました。

環境が変わる方もいれば、新たな出会いに

胸をふくらませている方もいらっしゃるのでは🌸


萩図書館では、めぐり逢いの季節に向けて、

「はじめましてとまた会う日まで」という展示を

始めました📚



こちらの面は、「出会いと別れのおはなし」を

集めています。

心の声に耳を澄ませながら読みたくなる本です。




そして、こちらの面には、「想いを伝える」ときに、

役立つ本を集めました。

一期一会のなかで、後悔しないように

気持ちを伝えるのはなかなか難しいことですが、

本が力を分けてくれるかもしれません🍀


4月末までの展示です。

心に残る本との出会いや再会がありますように📕