2022年6月15日水曜日

第1回暮らしに役立つ図書館講座「誰でもできる体幹の整え方」

6月15日(水)に

  第1回暮らしに役立つ図書館講座を開催しました😊


講師はゼロトレ公認インストラクターの大草千秋さんです。

昨年度開催予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大で

 延期となり今日の開催となりました。

  キャンセル待ちが出るほどたくさんの方にお申込頂き、

   大盛況のうちに終了しました♬♪


誰でもできる体幹の整え方」と題された今回の講座では、

 体に不調・痛みがある方でも椅子を利用しながら

 無理なく体を整える方法を教えて頂きました(^^♪


大草さんは2度の出産後、体の不調の原因が猫背にあると感じたそうです。

    その時に出会ったのがゼロトレ

 体の縮みを直し、体をもとの位置に戻していくゼロトレは

 誰にでもできるトレーニング方法。

 そこで、2年前にゼロトレ考案者の石村友見氏に師事。

 ゼロトレ公認インストラクターの資格をとり、

現在市内に拠点を置き活動されています!


ゼロトレを行ううえで大事なのが呼吸法。

鼻から3秒息を吸って、口から7秒かけてハァーッと言いながらだす。

この呼吸法が筋肉を内側からゆるめ、首回りのストレッチになります。

参加者全員で数回この呼吸法を行い、首回りの筋肉をゆるめました。

そして、椅子にすわったまま上半身をゆるめるストレッチ、

椅子を利用して下半身をゆるめるストレッチを教わりました。

胸の前で腕をクロスして、顎をあげて息を吸う。

クロスした腕で胸を下へひっぱりながら吐いていく。

これで血流がよくなり、ストレスや睡眠不足などを解消できるとのこと❕


参加者の皆さんは約50分、

大草さんの指導のもとゼロトレを体験し体を整えていきました。

大草さんは、「痛みはないですか」「きつくないですか」と

声をかけられながら指導されていました。


最後に基本の姿勢ゼロポジションを教えてくださいました!

お腹が胸より前に出てないか、

そして耳の真下に肩・肘・手・膝・くるぶしが一直線に

なっているかを鏡をみながら確認するのがポイントだそうです!

毎日確認して、この姿勢を体に覚えさせ、

元気に過ごしていきたいですね(*^_^*)


  萩図書館には石村友見氏の著書『ゼロトレ』をはじめ、

ストレッチや体幹トレーニングに関する本がありますので、

そちらもぜひご活用ください📖✨

  また萩図書館ではこのように実践的な講座なども開催しながら、

 みなさんの暮らしがよりよくなるお手伝いをしていきます。


 第2回暮らしに役立つ図書館講座は9月に開催の予定です。

内容が決定しましたら、ポスター、ホームページ、

 広報などでご案内いたします。

たくさんのご参加をお待ちしております(^O^)/

2022年6月13日月曜日

📖教科書展示会開催中📖

 令和5年度使用

高等学校

教科書見本の展示及び

現行の小・中・高等学校教科書(常設展示)を

2階学習室にて

6月1日(水)~7月28日(木)まで開催中です!

是非ご覧ください。


2022年6月11日土曜日

男女共同参画週間企画展示

  6月23日から29日は男女共同参画週間です。

今年度のキャッチフレーズは

『「あなたらしい」を築く、「あなたらしい」社会へ』です。

萩図書館でも「男女共同」「自分らしさ」をテーマにした本を集めて

展示しています。




素朴な疑問から旅行会社と

「みんなでクリぼっちナイト」ツアーを実現し、

「ひとりの年末年始」「オンライン婚活」「ソロ・ウェディング」を

特集している異色の連載を書籍化した

読売新聞「シングルスタイル」編集長は、

              独身・ひとり暮らし のページをつくっています。』 や、

子どもを取り巻くジェンダーについて書かれた

男の子みたいな女の子じゃいけないの?』など、

自分らしい生き方のヒントが得られる本が揃っています。

階段下で月1日~6月30日まで展示しています。


また、6月25日(土)14:00からは、萩図書館2階で

おとうさんとおじいちゃんの読み聞かせを行います。

定員は20名、事前の申し込みが必要です。

(※新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、

 急遽中止・延期になる場合があります)


2022年6月10日金曜日

萩のまちと文学⑩ 野口雨情

 

萩市笠山の東麓、厳島神社の前に、国の天然記念物にも指定されている明神池があります。

外海とつながり、海水魚の泳ぐ天然の水族館とも言われる海跡湖。

その明神池のほとりに、「萩小唄」の最後の一節が刻まれた歌碑があります。

 


 シリーズ「萩のまちと文学」第10回目は、こちらの風光明媚な明神池の景色と共にお届けしたいと思います。


 

昭和1052

萩を訪れ、この明神池の風景を

唄に詠み込んだ詩人がいました。

日本三大童謡詩人として知られる、野口雨情です。

 

野口雨情は、大正から明治にかけて活躍した詩人、童謡・民謡作詞家です。

明治15年茨城県で生まれ、新聞記者などを経て詩作活動をし

「七つの子」「シャボン玉」など数多くの名作をうみ出しました。

昭和初期、数年間にかけて日本各地を巡り

その土地ならではの風物を詠んだ民謡を作詞しました。

“民謡は、国民性が現わされた国民詩”という思いを持ち

民謡普及活動へ情熱を傾け、多くの地方民謡を各地に残しています。

その一つが、私たちの町、萩で作詞された『萩小唄』でした。

 

萩小唄は、防長新聞、昭和1055日付のものに

掲載時『萩民謡』と題され掲載されました。

 

『 萩 民 謡 <萩 小 唄> 』

 

松下村塾昔のまゝに 今も松風絶えやせぬ。

匂ひゆかしく香もなかしく 色も黄金の夏蜜柑。

波は渚に螢は草に 月は指月の蔭に入る。

さすが長州は女でさへも 臺塲築いて國のため。

砂は白砂松靑々と 波も靜かな菊ヶ濱。

泣いて見かへり別れを惜む 涙松ではないけれど。

春は櫻の川島堤 うすらおぼろの夜かつゝく。

萩の大橋流しちやらぬ 流しやたよりが遠くなる。

同じ流れの阿武川さへも 未だ別れて海に入る。

萩の笠山明神池は 汐のみちひもまゝならぬ。

               萩市の史蹟名勝天然記念物』より

 

 野口雨情が訪れた当時の様子を、長州新聞ではこのように伝えています。

「民謡作家の野口雨情さんは、二日午後二時過、憧れの地萩に来り、史蹟勝地を尋ねて、四日大津郡地方へ向かつた―(以下略)

 

87年前、野口雨情の萩探訪。

古き萩の人たちの面影を感じながら、彼の目に映った美しい萩の情景。

叙情豊かな萩小唄を辿りながら

あなたも同じ景色を文学散歩してみてはいかがでしょうか。

 

 

*****参考図書*****

 

『萩市の史蹟名勝天然記念物』 金子久一/著 

 ※当館所蔵あり

『作家たちの文章で綴る 萩のまち文学散歩』 萩図書館「文学散歩」制作委員会/

 ※当館所蔵あり カウンターにて発売中

『野口雨情 詩と民謡の旅』 東 道人/著 踏青社

※当館所蔵なし(山口県立図書館所蔵あり)