2022年12月26日月曜日

展示「お家シネマ~寒い日はお家でまったり上映会~」

 早いもので今年も残すところわずかとなりました。

今年は3年ぶりに制限のない年末年始ということで、家族や親せき、友人が帰省され賑やかな正月を迎えられるという方も多いのではないでしょうか?

しかし、新型コロナウイルスは依然猛威を振るっていて、日々多くの方が感染され、増加の一途です。

そこで今年のお正月は、家族や友人とお家で映画鑑賞をして、ゆっくり過ごされてはいかがでしょうか?


萩図書館では映画鑑賞におすすめのDVDの展示

「お家シネマ~寒い日はお家でまったり上映会~」の展示を行っています。




当館が所蔵している、2000年~2022年にアカデミー賞、日本アカデミー賞の各部門の最優秀賞に輝いた作品を集めています。2022年アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」や2000年日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した「鉄道員(ぽっぽや)」など新しい作品から懐かしい作品まで47作品を展示しています。



授賞部門と作品の紹介のポップも展示しています。また、原作本や関連本も展示していますので、あわせてご覧ください。

萩図書館は年末年始も休まず開館しておりますので、時間がありましたら、ぜひ借りにお越しください!(※ただし12月28日(水)~1月4日(水)までは開館時間が9時~17時となっています。)


来年も皆さまの暮らしに役立つ展示、楽しい展示を企画していきます!

皆さまのご来館を心よりお待ちしております😊❗





2022年12月19日月曜日

冬のあったかコンサート

 12月18日(日)に

❝冬のあったかコンサート❞

を開催しました🎶

今年度2回目のコンサートは、福光恒星さん(サックス奏者)🎷・伊藤憲孝さん(ピアニスト)🎹のお二人をお迎えしての演奏会でした。



演奏のテーマは「おもしろ算数コンサート」!例えば、クラシックとJAZZを掛け算した曲としてモーツァルトの❝トルコ行進曲❞、音楽から音楽を引き算した曲としてジョン・ケージの❝4分33秒❞という曲を演奏されました。実はこの❝4分33秒❞という曲は第一楽章から第三楽章まであるのですが楽譜に音符がなく無音のまま4分33秒が過ぎていく曲です。なるほど、音楽-音楽だなと思っていたら、静かだなと思っていても聞こえてくる風の音や車の通る音などいろいろな音による偶然の音楽を楽しんで欲しいという作曲家の意図がある曲なのでそうです。なのでこの曲は音+偶然という方程式になるのだそうです。



様々な方程式により演奏が楽しいものとなりました。そして、今回の目玉は即興演奏+絵本!くすのきしげのりさんの絵本『メロディーだいすきなわたしのピアノ』を図書館職員が読み聞かせし、その読み聞かせに合わせてピアニストの伊藤さんが演奏されました。この絵本の内容にしっくりはまる曲と相まって最後にほろりとする場面も。図書館ならではのコンサートは大盛況のうちに終わりました。



今年最初の雪が降り、足元も悪く、とても寒い一日でしたが、このコンサートでとてもあったかい気持ちになることができました✨✨

コロナ禍3年目の今年は、感染対策を十分に行いながら様々なイベントを行ってきました。来年もいろいろな企画を考え、皆様の暮らしに役立つ、そして楽しい図書館でありたいと思います。イベントは萩図書館HP、館内ポスター・チラシ、市報等でお知らせしますのでチェックしてみてくださいね😊


🎄 クリスマス会 🎄

 12月17日(土)にクリスマス会を行いました🎅

はじめはNPO会員おひさまによる読み聞かせです。

    
☀NPO会員 おひさま☀



『サムさんと10ぴきのひつじ』
ミジ・ケリー文 ラッセル・エイト絵 朔北社



『はい、タッチ』
とよた かずひこ脚本・絵 童心社



『びっくりまつぼっくり』 
多田 多恵子ぶん,堀川 理万子え 福音館書店 



『ブラウンさんのネコ』
スラウォミール・ウォルスキー作,ヨゼフ・ウィルコン絵,いずみ ちほこ訳 セーラー出版 




読み聞かせのほかにちちんぷいぷいと唱えると犬がトナカイに変身する、
クリスマスにちなんだマジックも行われました👀!!



この後は、クリスマスツリーの工作です。


思い思いにシールを貼って、ツリーを完成させました。




最後に、クリスマスにちなんだものを影に映し出すゲーム
【このかげはなあに?】をしました。


はじめは何かわからない様子でしたが、
形が変化すると反応してくれて、盛り上がりました☆彡☆彡☆彡

今年もみんなで楽しい時間を過ごせました(^^♪
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。















2022年12月18日日曜日

第3回 暮らしに役立つ図書館講座「声に出して脳をイキイキ ー歌舞伎十八番団十郎「ういろう売り」をテキストにしてー」

 

12月14日に、第3回 暮らしに役立つ図書館講座

声に出して脳をイキイキ ー歌舞伎十八番団十郎「ういろう売り」をテキストにしてーを開催しました ♬♪

講師は笑いヨガ認定講師で終活カウンセラーの藤原由佳さんです。



講座では、まずはじめに音読の効果や脳の活性化についてのお話をききました。

のどを鍛えることは、老化を防ぎ若々しくいるためにとても重要だそうです!!

音読をすると、のどを鍛えることができるだけでなく

・気持ちが落ち着く

・前頭葉を刺激しやる気がでる

・ストレス解消になる

・脳が活性化する

・誤嚥性肺炎の予防になる

などなど、たくさんの良い効果があるそうですよ!!!💡✨



「あえいうえおあお」の文章で発声の準備運動をした後は

さっそく「ういろう売り」の音読を実践!!


歌舞伎十八番のひとつである「ういろう売り」は、俳優や声優などの養成所やアナウンサーの研修等で発声や滑舌の練習に使われており、音読にぴったりだそうです◎


まずは全員で1回読み、その後は一行ずつまわし読みをしていきました。

「アカサタナハマヤラワ オコソトノホモヨロヲ・・・」と途中から始まる早口言葉は、聞きなれない言葉が続々とでてきて少し苦戦してしまうところもありましたが、、、

何度かまわし読みをした後、最後にもう1回全員で声を合わせて読んだときには、みなさん難しい言葉にも慣れてきた様子で最後まで楽しんで読まれていました😊💕

和やかな雰囲気で笑顔の絶えない、とても楽しい1時間でした♪


「ういろう売り」の音読は、毎日の日課にしたり、スピーチなど人前で話す前の発声練習に活用するのがおすすめだそうです。

みなさんもぜひ、脳をイキイキと活性化させて元気に毎日を過ごすために、音読を日課にしてみてはいかがでしょうか(*^^*)


萩図書館では、偶数月の第3火曜日 午前11時より、NPO会員 愉しい音読班にじいろによる「愉しい音読会」を開催しています🌈

どなたでもご参加いただけますので、ご興味のある方はぜひお越しください♪


第4回 暮らしに役立つ図書館講座は2月15日に開催を予定しています。

テーマは「畑の年間スケジュールを立てようです!

たくさんのご参加をお待ちしております🌼


2022年12月12日月曜日

萩のまちと文学⑯ 永松 定

 リーズ「萩のまちと文学」第16回目は、この萩の地で戦中、戦後の混乱期を過ごした作家・英文学者の永松定(ながまつ さだむ)をご紹介します。

 

明治37年(1904)、熊本県に生まれ、成人するまで熊本の玉名で過ごした永松は、22歳で東京大学文学部に入学、相本太郎ら10人と同人雑誌『風車』を創刊します。また、昭和8年(1933)には伊藤整らと、ジョイスの『ユリシーズ』を共訳するなど充実した時期を過ごしますが、昭和12年(1937)に強烈な神経衰弱に陥り、郷里の母の大病などで精神的窮地に追い込まれます。そんな永松は昭和15年(1940)、心機一転、知人の紹介で山口市の中学校で英語教師として教鞭をとることになります。そして昭和17年(1942)に山口県立萩中学校(現在の山口県立萩高等学校)に転任し、昭和24年までの7年間をこの萩のまちで過ごしました。

 

「山陰地方の秋は早い。十月の中頃、萩駅近くの通称天神さん(椿町金谷にある金谷神社、また金谷天神のこと)の祭りというのがある。その頃からもうバラバラと降り出す時雨が霙始めるのだ。昼間カラリと晴れ渡った空いちめんに、急に、黒雲が被いかぶさるかと見る間に、早やパラパラと霙が落ちかかってくる。するとまた忽ち晴れて、黒い雲の晴れ間から、キラキラと、実に美しい太陽の光線が輝き出す。ところがほんの河向こうの方はまだ時雨が降っていると言った有様なのだ。こういう風景は南国育ちの私にとっては珍しかったが、もうこの頃から、早くも萩の人たちは炬燵をしかけてもぐり込み、酒となるのだ。」「萩の独楽廻し」(『永松定作品集』五月書房より)



永松は萩の秋の気候をこのように述べています。先月、コロナ禍で3年ぶりに開催された天神まつりの日も降ったり、晴れたりのはっきりしない天気でしたが、永松の観察力と今も変わらない萩のまちの気候に言い得て妙だと頷きました。

 

南片河町の借家に住む永松夫妻は、ひょんなことから斜め向かいの隣人、香具師で萩の独楽廻しとして有名な小田森仁一郎と酒友達になります。


「私はどうにかして彼の独楽を廻すところを、この眼でみたいものだ、と思った。(中略)そこで、私はこの正月は是非、小田森仁一郎の独楽をわが家で見たいものと決心した。それには先ず酒を集めるのが、第一の必要事であった。正月の二日に私の家で小田森仁一郎が独楽廻しの実演をしてみせるという話がすぐさま伝わって、その日になると、朝から近所近辺の女子供がそれをみようとつめかけて来た。」「萩の独楽廻し」(『永松定作品集』五月書房より)


娯楽の少ない時分、独楽廻し等の芸は大変人気があり、永松の家にも多くの見物客がつめかけ、小田森の見事な独楽廻しに、拍手大喝采だったようです。

永松の作品には萩の町に暮らす人々の様子が細やかに描かれており、往時を偲ばせ、萩の生活文化を知ることができます。

 

「うすうすと紺のぼりたる師走空」(飯田龍太)

暗い夜の空から徐々に青空に変わる瞬間。冷たくも澄み切った空気を吸い、凛とした気持ちになれる句です。師走に入るとなんとなく気忙しいですが、少しずつ準備を整え、新年を迎えたいものです。

 

♪お正月にはたこあげてこまをまわしてあそびましょう♪という日本のお正月の風景は近年ではあまり見かけることはなくなりましたが、♪早く来い来いお正月♪

良い新年をお迎えください。


【参考図書】

『やまぐちの文学者たち 追補版』 やまぐち文学回廊構想推進協議会/編  

※当館所蔵あり

『永松定作品集』 永松 定/著 ※当館所蔵あり 館内閲覧

『作家たちの文章で綴る 萩のまち文学散歩』 萩図書館「文学散歩」制作委員会/編 

※当館所蔵あり。 カウンターにて販売中(300円)


2022年12月5日月曜日

バリアフリー映画上映会

 12月3日~9日の1週間は障がい者週間です。

この障がい者週間に合わせ、障がいへの関心と理解を深めてもらうため

萩図書館では、毎年バリアフリー映画を上映しています☺🎬


リアフリー映画とは音声ガイドや日本語字幕の付いた映画で

視覚や聴覚に障害のある方も一緒に映画を楽しめるよう作られた映画です


今年の作品は『すみっコぐらし~とびだす絵本とひみつのコ~』でした。

ある日、絵本の中に迷い込んだすみっコたちが

迷子のひよこの居場所を一緒に探す 大冒険を描いた物語です。








相手を思いやる気持ちを持つことの素晴らしさが伝わる映画でした❤

今回は音声ガイドの付いていない作品でしたが

字幕があることで聞き取りずらかった部分も確認することができました。

参加された子ども達からは楽しかった♪

大人の方からは心温まる作品だった*✧と感想をいただけました☺

当日は会場で、障がい者資料の展示も行い

上映後、多くの方が手に取ってくださいました。



◆点字図書:指で読む本 

◆LLブック:やさしく読める本

◆デイジー図書:耳で聴く本 

◆マルティメディアデイジー:目と耳で読む本



この他、バリアフリーコーナーにも障がい者資料を揃えています。








障がいのある方もない方も同じように楽しく読書をしていただけるよう

これからも工夫をしながらサービスをさせていただきます☺


ご参加くださった皆様ありがとうございました‼







































2022年12月3日土曜日

令和4年度 人権に関する図書コーナー

12月4日から10日までは、人権週間です。

人権に関する図書コーナーを設置しています✨






高齢者の人権、子どもの人権、女性の人権など、
さまざまなテーマで幅広く集めています🍀

この機会にぜひ、お手に取ってご覧ください。