「第2回暮らしに役立つ図書館講座」を9月12日に開催しました。
みなみ かつゆき
講師は、陽 捷行氏(北里大学名誉教授、生き物文化誌学会会長、
公益社団法人 農業・環境・健康研究所 農業大学校校長)で、
かなや
金谷天満宮(萩市)の次男坊を自称されています。
土壌の微生物と私たちの健康の関連についてお話頂きました。
土壌の微生物と腸内の微生物が同じような働きをしていることはご存知ですか?
土壌の微生物は、生物の死がいや枯葉を分解し、植物の根に栄養を供給します。
腸の中の微生物は、腸に運ばれてきた食べ物を分解して栄養とし、セロトニンやドーパミンを合成します。セロトニンとドーパミンは、幸福ホルモンと呼ばれ、これらが不足すると、私たちの心は病気になります。
土壌に生きている微生物は、そこに根を張る植物を成長させ、大腸の微生物は私たちの体や感情を作ります。
私たちは、土壌から生育する植物と、それを食べる動物を食べて生きています。
私たちの健康には、地球上の土壌が健康かどうかはとても重要な事です。
お話は、農業・環境・健康など多岐に渡りました。
ユーモアをまじえたお話しを、多くの方が熱心に聴講されていました。
講師の著書は、2階郷土資料コーナーに配架しています。
興味を持たれた方は、ご覧ください。