2022年5月4日水曜日

展示「書評に載った本」1月~4月

5月1日より、萩図書館1階 階段横にて

「書評に載った本」の展示を始めました📚✨


令和4年1月~4月に新聞各紙に掲載された本のうち、

当館が所蔵している127冊を集めました。

一覧はこちら


掲載新聞は、

朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、日本経済新聞、

産経新聞、中日・東京新聞 の6紙です。



社会問題や話題の人など、

時代を反映するような本が数多く紹介される書評欄。


不安定な世界情勢が続くなか、

『戦争の文化 上・下』(ジョン・W・ダワー 著)

『図説 世界の地域問題100』(漆原和子 著)

『新しい世界の資源地図』(ダニエル・ヤーギン 著) など

地政学や戦争について詳しく書かれた本も多く並んでいます。


世界のニュースをより理解するためのツールとして

書評に載った本をぜひご活用ください♪


2022年4月30日土曜日

展示:2021年9月~2022年2月文学賞受賞作品

文学賞受賞作品の展示を入れ替えました!
現在展示されているのは、2021年の9月から2022年の2月までの間に文学賞を受賞した作品です📚


芥川賞・直木賞などの有名な文学賞から、こんな面白い賞があったんだと思うようなものまで! 本と一緒に置かれている解説を読むと、受賞作に対する興味が一層深まります!



人気の本は書棚に戻ってくるまで時間がかかりますので、早く読みたい方はカウンターやWEBからご予約をお願いします🏃💨
また、文学賞展示とは別に、本屋大賞の受賞作品、ノミネート作品の展示も行っていますので、そちらもぜひご覧ください✨

2022年4月24日日曜日

絵本を読んで世界地図をつくろう

 4月23日から5月12日までは子どもの読書週間です。

これにちなんで子ども図書館では関連イベント

「絵本を読んで世界地図をつくろう」を開催しています。

子ども図書館には世界のいろいろな国の絵本があります。職員がセレクト

した絵本を選んで借りるか、読んだ後、その本の国の国旗のシールを

大きな世界地図に貼って地図を完成させよう、というイベントです。


さっそく参加していただきました!国旗シールをペタッ!

国の名前は知っていても意外と場所は知らなかったりしますよね。

私たちも勉強になります!('◇')ゞ✨

参加してくれた人にはささやかながらプレゼントもあります。

ぜひ参加してくださいね。絵本を読んで世界を旅してみましょう!!🛫



2022年4月16日土曜日

萩のまちと文学⑧ 兼常清佐

萩図書館のお隣、「萩・明倫学舎」で昨年から、誰でも自由に弾ける“ストリートピアノ”が設置されているのをご存知ですか?

NPO会員の方が寄贈され、来場者から大人気だそうです🎹

歴史ある建物でのピアノ演奏、素敵ですよね。


シリーズ「萩のまちと文学」第8回目は、ピアノをこよなく愛した孤高の音楽学者・兼常 清佐(かねつね きよすけ)をご紹介します。


明治18年、萩市土原に生まれた兼常は、明倫小学校、旧制萩中学校を経て、旧制山口高校、京都帝大哲学科、同大学院に進みます。その後ピアノを学びながらドイツに留学し、作曲と音響心理学を研究しました。文学評論家でもあり、著書に石川啄木や与謝野晶子の評伝があります。


萩で学生生活を過ごす頃には、県下初の図書館である「阿武郡立萩図書館」(萩図書館の前身)が設立され、兼常も足しげく通って勉学に励んだと記録に残っています。

生誕130年にあたる2015年には、萩図書館で記念行事「萩の生んだ音楽界の奇才 兼常清佐」展が開催されるなど、当館ともゆかりの深い人物です。

2015年の特別展の様子。直筆原稿など貴重な資料です。

谷崎潤一郎や宇野浩二、大杉栄に竹久夢二など、名だたる天才たちが住んだ高等下宿「菊富士ホテル」に兼常も3年間滞在しており、そこでの奇人ぶりは有名だったようです。瀬戸内寂聴は兼常の逸話を、小説『鬼の栖(すみか)』で、女主人の聞き書きとしてこう記しています。


「変り者という点では音楽評論家で文学博士の兼常清佐さんですね。部屋には音のしないオルガンを置いていましてね、それで終始何かひいているんです。万年床をしきっぱなしで、中将湯が常備薬なんです。五日に一度女が来ていましたよ。(中略)まだ頭角はかくしたまま、蜂の巣のような各々の部屋の中で、自分の中に住む鬼を秘かに養い続けている。…」



研究のかたわら作曲家としても活躍し、昭和9年には当時の「萩市歌」を作曲しています。

失われゆく全国各地の民謡の収集や、ピアノの構造研究でもその名を馳せ、中でも昭和10年に発表した論文「音楽界の迷信」が「ピアニスト無用論」として反響を呼び、大きな物議を醸しました。

文学、哲学、歴史、数学や物理学まで、幅広い見識をもつ兼常の先進的な考えやシニカルな発言は、当時の文学界・音楽界にはなかなか正当に受け入れられず、後世になってようやく高く評価されたという苦労人でもあります。


調べれば調べるほど「奇人エピソード」が出てくる兼常の著書や関連図書も、当館で数多く所蔵しています。ぜひその目でお確かめください。

春の行楽シーズンは、萩が育んだ奇才・兼常に思いを馳せながら、音楽に触れてみるのも良いかもしれませんね。



【主な著作】

『日本の言葉と唄の構造』『音楽概論』『日本の音楽』など

※当館所蔵あり


【参考図書】

『音楽格闘家 兼常清佐の生涯』

  蒲生美津子/著 大空社 ※当館所蔵あり


『兼常清佐 萩が生んだ音楽界の奇才(萩ものがたりVol.48)』

  三好健二/著 一般社団法人萩ものがたり/発行 ※当館所蔵あり


『やまぐちの文学者たち 追補版』

  やまぐち文学回廊構想推進協議会/発行・編集 ※当館所蔵あり


『作家たちの文章で綴る 萩のまち文学散歩』

  萩図書館「文学散歩」制作委員会/編 

萩まちじゅう博物館出版委員会/発行 ※当館所蔵あり カウンターにて販売中


2022年3月30日水曜日

発達障害啓発週間関連展示

1階階段下の展示スペースにて、発達障がい啓発週間関連展示が始まりました。

毎年4月2日は国連が定めた世界自閉症啓発デー、日本では4月2日から8日までが発達障がい啓発週間となっています。

これに合わせて萩図書館では、自閉症や発達障がいに関する資料を集めて展示しています。




「発達障がいについて」、「発達障がいのある人を支援」「発達障がいの人の世界」の3つのテーマに合わせて本を集めていますので、それぞれのテーマの本をぜひご覧ください。



自閉症啓発デーのシンボルカラーは、癒し・希望・平穏を表す「青」となっています💙

4月2日当日にはみなさんも青色を身に着けて、自閉症や発達障がいについて考えてみませんか?


2022年3月22日火曜日

春のわくわくおはなし会

 3月21日(月)に萩図書館開館記念日行事として

🌸春のわくわくおはなし会🌸を開催しました!!

おはなし会は2部構成になっていて

第1部は九州おはなしかご主宰の金野実加枝さんによる

おはなし会でした。

あかずきんちゃんがオオカミに変身!?

声楽家・語り手の金野さんの表情のある声で語られるお話に、

子どもたちだけでなく大人も夢中になって聞き入っていました。

内容はストーリーテリング、ペープサート、大型絵本、パネルシアターと

盛りだくさん!

最後はみんなでお手玉遊びをしました。

第2部は手袋人形づくりのワークショップ!

♪ことりはとっても歌が好き~♪

今回は春らしい黄色がかわいいことりをつくりました。

金野さんの指導のもと、参加者は無心に針をチクチクチク・・・。

完成後は手袋人形を使った遊び方も教えてもらいました。

「楽しかった!」「来てよかった!!」という声をたくさん聞き、

スタッフ一同、明るい気持ちになりました。

金野さん、参加者の皆さん、ありがとうございました!!(^▽^)/


2022年3月18日金曜日

萩のまちと文学⑦ 竹内八郎

 善福寺近くの藍場川畔に

「家ごとに 池を構へて 水を引き 朝夕清き 藍場川流る」

という歌碑が建っています。




これは、萩市出身の歌人 竹内 八郎 (たけうち はちろう)の歌です。

竹内八郎は、明治32(1899)年に浜崎で生まれ、同志社大学在学中、

橋田東聲はしだとうせいによって創刊された『覇王樹はおうじゅ』に入り、

橋田東聲はしだとうせい・臼井うすい大翼たいよくの指導を受けました。

大学卒業後は銀行勤務を経て、山口県立萩商業学校の教員となり、

県内で最初の歌誌『白梅しらうめ』や郷土史『水みな可美かみ』『文芸風土』

などに参加しました。

その後、歌誌『あらつち』を創刊した岩松文彌いわまつぶんやの急逝の後を継ぎ、

その発展に尽力しました。

 

歌碑にある歌は、昭和41(1966)年の作で、

歌碑は昭和48(1973)年に建立され、

竹内八郎はその翌年74歳で亡くなりました。

 

「草あらく水涸れし大照院に来て寒き冬日をこひつつゐたり」

「萩橋をわが渡るとき田床嶺に月の出前の光ぞ澄める」

「指月嶺の夕日に歌ひし感傷も四十年経ていま有難し」

 

このほかにも自然豊かな美しい萩の景色を詠んだ歌がたくさんあります。

暖かな風が肌に触れ、

鳥のさえずりや草花の芽吹きを感じられる春が訪れ、

散策に良い季節になりました。

藍場川の流れを見ながら、

桜の下にある歌碑や萩の町を歩いてみませんか?

 

【主な著作】

歌集『樹(こ)空(そら)』樹空出版会/発行 ※当館所蔵あり

『樹空抄除(こそらしょうじょ)草庵(そうあん)雑記(ざっき)』竹内八郎先生歌碑建設会/発行 ※当館所蔵あり

『あらつち十周年記念歌集』(昭和35年)

 

【参考図書】

『やまぐちの文学者たち』

  やまぐち文学回廊構想推進協議会/発行・編集 ※当館所蔵あり

『作家たちの文章で綴る 萩のまち文学散歩』

  萩図書館「文学散歩」制作委員会/編 

  萩まちじゅう博物館出版委員会/発行

 ※当館所蔵あり カウンターにて販売中