令和2年度最初の「暮らしに役立つ図書館講座」を6月10日に行いました。
講師は、萩市職員の堀部寛(ほりべ ひろし)さんです。
堀部さんは、自治体国際化協会の主査として、2年間、シンガポールに駐在されていました。
シンガポールは、わずか712平方キロメートルの国土(萩市とほぼ同じ面積)に、
約570万人の人々が暮らしている世界屈指の人口密度を誇る都市国家です。国家予算の多くを教育費に充てて、優秀な人材の育成に力を入れています。
ガムを国内に持ち込んだり、蚊の発生する環境を作ると罰金刑になる…など、
日本との文化の違いに、みなさん大変驚かれ、またとても興味深く聞かれていました。
後半は、歴史的背景のお話があり、
太平洋戦争中は、日本軍による占領、大量虐殺など、悲しい過去を経験したシンガポールですが、
初代首相 リー・クアンユーの言葉 「許そう、しかし忘れまい。」が、
みなさん強く心に響いた様子でした。
また、今回の講演では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、
入室の際には、マスクの着用をお願いし、会場内の窓を開け、換気を行いました。参加者同士の間隔を空け、ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)をとりました!
次回は、9月を予定しています。どんなお話しが聞けるか、次回も楽しみです(^^♪