2021年2月8日月曜日

 令和3年 2階ガラスケース展示

2021年1月より、2階ガラスケース展示コーナーにて 
  『長州藩の医学書ー赤川家寄贈資料を中心としてー』の展示を行っています。 
                              展示期間:令和3年1月~12月

 現在、コロナ禍で世界中大変な状況ですが、江戸時代も様々な病気が人々を襲いました。
 医師たちは病気に立ち向かうべく、それぞれの分野で医学を学び、発展させました。  

この展示では、 旧藩医・赤川家から寄贈された資料を中心に展示し、 長州藩の医学への取り組みを紹介します。

こちらの『蔵志』は、医学者であった山脇東洋が自らの目で人体の構造を確かめるため、刑死体の解剖を行いまとめた記録書です。 日本で初めて官許を得て人体解剖を行った解剖書として知られています。
これが刺激となり、のちに日本各地で解剖が行われるようになりました。


こちらの『内服同功』は、江戸時代の多彩な医療器具などの効能について書かれた書物です。
当時使われていた電気医療器がイラスト入りで紹介されています。
  
このほかにも、薬草に関する本草学書『周防國産物之内絵形』など、興味深い図書をたくさん展示しています。




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